4キャリアはさっさとWi-Fi Callingを対応させろ

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どうも。
東京コンクリート砂漠の局地には電波の通らない賃貸があります(うちのことです。)
鉄筋コンクリートに囲まれた住宅地で、ぼくんちは低層階で、ケータイの電波が入りません。(正確には1~2本は立ちます)

まあ固定回線あるんであんまり困らないですが、2023年にもなっていまだに電話番号に電話をかけてくるアホがいます。そういった場合、裸族である私はわざわざ服を着てお外に出ないといけません。

そんなときに思ったのが「VoLTEとかいうのを強制してるくせに音声通話をWi-Fiに乗せらんないのかよ」ということです。

調べると「Wi-Fi Calling」という仕組みがある。これについて解説するとともに4キャリアに文句を言うことにする。VoWi-Fiとも呼ばれてたらしいけど今はそうは呼ばないらしい。

Wi-Fi Callingとは?

Wi-Fi Calling(ワイファイコーリング)は、Wi-Fiを利用して電話やSMSを送受信できる技術です。通常の電話回線を利用しないため、電波の届かない場所でも通話が可能となり、通信品質や範囲が向上します。また、海外でのローミング時にも役立ちます。

日本では、正式にWi-Fi Callingに対応しているキャリアは存在しませんが、楽天モバイルが「Rakuten Link」というアプリを提供しています。このアプリを使うことで、実質的にWi-Fi Callingと同様の機能を利用することができます。

Wi-Fi Callingは、通信品質の向上や電波の届かない場所での通話可能性を提供し、楽天モバイルのRakuten Linkを使うことで日本でも実質的に利用できます。ただし、正式に対応しているキャリアは存在していません。

Wi-Fi Callingを日本でサービスインするためにかかるコスト

  1. システムインテグレーションおよびネットワークインフラのアップグレード: Wi-Fi Callingをサポートするためには、キャリアのコアネットワークをアップグレードし、IPマルチメディアサブシステム(IMS)を導入する必要があります。これには、システムインテグレーションやネットワーク設備の購入・設置、運用・保守などのコストが発生します。
  2. 端末の対応: キャリアは、Wi-Fi Callingに対応したスマートフォンや携帯電話を提供する必要があります。端末メーカーとの交渉や、端末のテスト・認証に関するコストが発生します。
  3. ソフトウェアライセンス: Wi-Fi Callingの機能を利用するために、通信キャリアは関連するソフトウェアのライセンスを購入する必要があります。これには、IMSコアやクライアントソフトウェアのライセンス料が含まれます。
  4. マーケティングおよびサポート: Wi-Fi Callingサービスを顧客に提供するにあたり、キャリアはマーケティング活動や顧客サポートの強化が必要となります。これには、プロモーションや広告、顧客サポートスタッフの研修などのコストが発生します。

これらのコスト要素を総合して、通信キャリアがWi-Fi Callingを導入するためには、相当な投資が必要となることがわかります。
ただし、Wi-Fi Callingの普及により、通信インフラへの負荷軽減や顧客満足度向上などの利点も享受できるため、長期的な視点での投資判断が求められます。

とまあ2とかはキャリア版のモデルを出さなければ解決する話なので(海外ではわりと対応していて少なくともiPhoneは対応しているので)あとはキャリアのやる気次第ってところはあるので今すぐ対応しろ。

他に関しては専門外なので知らんけど時価総額が世界一だったことがある企業は本気出せばなんとかなるやろ

 4キャリアはさっさとWi-Fi Callingを対応させろ

Wi-Fi Callingを対応させるメリットはたくさんある

  1. 通信範囲の拡大: Wi-Fi Callingを利用することで、通常の携帯電話網がカバーしていない場所や電波の届きにくい建物内でも通話が可能になります。これにより、通信キャリアはより広範囲のサービスを提供でき、顧客満足度を向上させることができます。
  2. 通信品質の向上: Wi-Fi通信は高速で安定しているため、Wi-Fi Callingを使用することで通話品質が向上します。音声のクリアさや通話の安定性が向上し、顧客体験が改善されます。
  3. 通信インフラの負荷軽減: Wi-Fi Callingにより、通信キャリアのモバイルネットワークへの負荷が軽減されます。これにより、通信キャリアはより効率的なネットワーク管理が可能となり、将来的なインフラ拡張費用を抑えることができます。
  4. 海外でのローミングコスト削減: Wi-Fi Callingを利用することで、海外でのローミング時に発生する通話料金やデータ通信料金を削減することができます。これにより、顧客は海外滞在時の通信費用を抑えることができ、キャリアは競争力のあるサービスを提供できます。
  5. 端末のバッテリー寿命の延長: Wi-Fi Callingは、通常の携帯電話網よりも低い消費電力で通話が可能です。これにより、端末のバッテリー寿命が延び、ユーザーの利便性が向上します。
  6. サービスの差別化: Wi-Fi Callingを導入することで、通信キャリアは競合他社との差別化を図ることができます。独自のサービスや付加価値を提供することで、新規顧客の獲得や既存顧客のロイヤリティ向上につながります。
  7. レピーター設置コストの削減:日本のキャリアは、サービスエリア内で電波の受信が弱い場所に対処するため、レピーターという電波の延長装置を無償で提供し、設置して対応しています。このような対応にかかるコストは、Wi-Fi Callingの導入により削減される可能性があります。

とまあたくさんあるし、導入により長期的なキャリア側のコストも削減できます。
いっぽう海外ローミングでの通話料でぼったくれないとか、wi-fiつないで電話されたら通話料とれないとか目先の利益が消失する可能性もあり、企業的には微妙なところでしょう。
まあ時価総額世界一経験がある会社ならまずはユーザビリティを優先してほしいところですが、、、

最後に

おれは電話するためにわざわざ服を着て外に出るのを辞めたいので今すぐ対応しろ

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